【第218回 スタッフ研修会】その一言で、空気が変わる

ある日の現場。
式場に到着したスタッフが、関係者の方へ「おはようございます」と声をかけます。

ほんの一言、いつも通りの挨拶。
けれど、その声のトーンや間の取り方ひとつで、場の空気がやわらぐこともあれば、どこか硬さが残ることもあります。

葬儀の現場では、こうした小さな違いが、その日の進行や連携のしやすさにまで影響します。

当社では、この“目に見えにくい差”を大切にしています。

今回の研修のテーマは、
「挨拶上手になろう!」

現場ではこれまでこんな声もありました。

「感じの良さは人それぞれ」
「経験を積めば自然と身につくもの」

確かに一理あります。
しかしその一方で、「だからこそ差が出る」という現実もあります。

もしそれが技術として共有できるものなら、
現場全体の質はもっと安定するのではないか。

そんな考えから、今回の研修が企画されました。

挨拶をセンスからスキルにするという目的のために実践的な研修となりました。

研修ではまず挨拶で差がつく理由をひも解いていきました。

そのために気にするポイントは
・タイミング
・目線
・先手!
・動作
・表情
・声
・名前を呼ぶ
・一言添える
・絶妙な距離感
です。

普段は無意識に行っている動作を言葉にしていくことで
「なぜこの人は感じがいいのか」が少しずつ見えてきます。

そしてそれは、特別な誰かの感覚ではなく、
意識すれば誰でも近づけるものであることも分かってきました。

後半は、実際の現場を想定したロールプレイングへ。

「挨拶」と一言に行ってもシチュエーションや場面によって大切にする優先度は変わります。

室内に入った時にその部屋の全員へ。
そして届けたいひとりへ。

互いにフィードバックを行う中で、
「自分ではできていると思っていたこと」に気づく場面も多く見られました。

研修後、あるスタッフがこんなことを話していました。
「挨拶を少し意識しただけで、相手の返しが変わった気がする」

大きな変化ではないかもしれません。
けれど現場においては、その小さな違いが、連携のしやすさや安心感につながっていきます。

私たちが目指しているのは、まさにそうした“積み重ね”です。

株式会社ビンクでは、個人の経験や感覚に頼りきるのではなく、
現場で起きていることを言語化し、共有することを大切にしています。

誰が担当しても、安心して任せていただけること。
そして、その水準を少しずつでも高め続けること。

今回の研修も、そのための一歩です。

第一印象や挨拶は、決して特別な技術ではありません。
しかし、それを丁寧に見直し、磨き続けることで、現場の質は確実に変わっていきます。

これからも皆様とより良い現場をつくっていけるよう、
こうした取り組みを積み重ねてまいります。

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