『放鳥の儀』


?鳥は昔から人間の魂を運び移すものとされており
故人様のみたまを安らかに旅路へといざなって下さいます


こんなアナウンスと同時に『鳩』を放つ
そんな儀式を体験しました?❕❕


?鳩は平和の象徴だったり
『鳩レース』
『伝書鳩』
毎日街中で見ない日はないからこそ
『頭の良い鳥なんだろうな〜』
そのくらいにしか思ったことはありませんでした…?


?鳥を放つということについて調べてみました?
葬儀の際に供養のために捕えておいた鳥を逃す儀式として色々な呼び方があるようです
放鳥(はなちどり)(はなしどり)(ほうちょう)
・放生会(ほうじょうえ)→ 寺院等で亀や鳥や魚を放つ儀式(この為に作られた放生池に魚を放つ)


?古くから伝わる放生会
?源頼朝が由比ガ浜で千羽の鶴を放つ姿や
?歌川広重の描く『深川万年橋』に亀の放生が記録されてる
?江戸時代の放生会は民衆の娯楽として親しまれ
富岡八幡宮では参拝客の重みで永代橋が崩落するという事故もあったそうです


?歴史
池の水が涸渇して死にかけた無数の魚たちを助けて説法をして放生したところ、魚たちは三十三天に転生して感謝報恩したと説かれたと、古代インドに起源をもつ行事で中国や日本にも伝わったとされてます


?土地によってさまざま
台湾、タイ、インドでは今でも放生用に亀や魚、蛙、貝、鳥などを売る店があり
タイでは人助けを含めて徳を富む行為を『タンブン』と呼び、放す生き物によりご利益が異なるそうです
鰻は金運、亀は長寿、小鳥は幸運・幸福など


???〜?
葬儀で鳥を放つという儀式
なかなか体験できない貴重な体験でした


故人が大切に育てていた鳩さん達を放とうとすると
なかなかカゴから飛び立たない一羽が…
よーく見てみると
葬儀中に卵を産んでました??
『おじぃちゃんったら、もう寂しくて生まれ変わっちゃったの〜?』と
お孫様たちが大笑いしながらのご出棺


故人にとって
こんなに嬉しいことはないだろうなと
ご家族の温かいお見送りのお式が羨ましいと思ってしまった梅本でした




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