仏教と神道に深く関連する植物があることをご存知ですか。
神事ではシキミ、仏事ではサカキという植物が用いられることが一般的です。
パッと見では、外見はとてもよく似ていますが、よーく見ると葉の付き方や葉の形状に違いがあるんですよ??
◾️樒(しきみ)とは
香りや毒性が強いことから魔除けや不浄を清める意味があると言われています。花と実に毒があります。
葬儀の場面でもよく見る植物です。
悪しき実(あしきみ)と言われた事から、しきみと呼ばれるようになったとも。
仏花としてお供えすることもあります。
葉の縁が波打った形状で、枝の先端に集まるように付きます。
◾️榊(さかき)とは
神様と人間の世界を隔てる神聖な樹木「境の木」の意味などからサカキと言われるともされています。
神道においては欠かす事のできない植物です。
祭壇に向かって玉串を捧げる《玉串奉奠/たまぐしほうてん》で必ず用いる重要な植物です。
葉の縁は綺麗な楕円形で表面には艶がありやや厚みがあります。
大きくこのような謂れと違いがあります。
今の時期はちょうど樒の花が開花する季節です。
身近な場所によくみると樒の花が咲いているかも知れませんね?
私も現場帰りに見つけましたよ?
想像以上に綺麗な花でした☺️ そう言う発見も楽しいですよね。相澤でした?
