私たちのお仕事ではご遺族や参列者の方々と接したりお話をする機会があります。
その中で難しいのが、ご遺族との打ち合わせ。
ご遺族は非日常の葬儀に対して、大切な人を喪った悲しみは勿論大きな不安を抱えていらっしゃることが多いです。
実際に打ち合わせの中で、
「何がわからないかわからない」というご遺族の言葉を何度も聞いたことがあります。
その状況で、私たちが矢継ぎ早に多くのことをお伝えしたり専門用語を多様するとご遺族は益々混乱し、
正確な判断が出来なくなることもあります。
伝えたはずのことを
「そんなこと聞いていない」、
「あの時はハイと言ったけど、本当はよくわかっていなかった」等後々仰るシーンもたまに見かけます。
これはご遺族の理解度を確認せずに一方的に打ち合わせを進めたり、
ご遺族の表面上の言葉を鵜呑みにして態度や表情から発せられる僅かな違和感を見過ごしている可能性があります。
私自身もそのようなことが起こらないよう、気をつけながら打ち合わせをしています。
例えばその内の数例。
■ご遺族の理解度を確認しながら、各項目ごとに「ここまででわかりづらかった点はありませんか」と聞く
■「ハイ」というお返事も声のトーンや表情に違和感を覚えたら、もう一度言い回しを変える等して再度説明・意思確認をする
■専門用語(葬儀業界用語)を使わず一般の方でもわかる言葉で説明する
など気をつけています。
その他、顔の表情・声のトーン・話すスピードをご遺族に合わせる等も取り入れています。
私も元々コミュニケーションが得意な方ではありません。
しかし、具体的に実践できる方法が上記です。
気になった方は是非実践してみてくださいね!
小向でした。
